花は心のメッセンジャー。「YOSHIGAKI」

「花屋に見えるでしょう。うちは花屋じゃないよ」

花に囲まれた店内でそう語るのは店主の吉垣さん。

確かに普通の花屋さんとは違って、色んなお花が並んでいるという感じではなく、上品にアレンジされたお花が余裕を持って並べられている。

「YOSHIGAKI」さんにお話を伺いました。

昭和26年創業。約70年に渡り国立を見守ってきたお花屋さん

まず、創業を伺っています。

うちは、国立の花屋としては一番古い。
昭和26年創業だから…約70年。父親の代から次いで今は私で2代目です。

この辺の通りだと、一番古所は昭和2年とか4年頃には出店していて、
全体としては昭和25年頃に商店街として活動し始めている。その頃からずっとやっています。

先代のお父様がお花屋さんとしてお店を初めたという事ですね。

先代は元々は生産者で、そこから小売店になった。
当時はお花を贈るという習慣はまだまだ無くて、徐々にそういったニーズが生まれていった所に対応していった形です。
なので、街のお花屋さんというよりは、贈答用のアレンジメントがメインのお花屋さんになっています。

一番最初始めた頃なんかは、(当時では珍しい)バラの数だけでも何十種類も用意をしていた。
基本的なコンセプトはそこから変わらずに「素材を売る店」から「デザインを売る店」として店舗を運営しています。

店主の吉垣さん

お花で「お客さんの思いを形にできる葬儀」を提案したい。

冠婚葬祭ではお花は必需品ですが、そういった依頼の方が多いんですね。

最近では、「お葬式はお花で送ってもらいたい」と、昔からのお客さんから依頼が入るようになってきましたが、
葬儀屋さんとタイアップしているお花屋さんでは、どうしてもご本人の意向が伝わりづらい。
そこで、生前からお客様のご意向を伺って、ご本人の希望通りのお葬式をあげるお手伝いをしています。

いわゆる終活のような?

まさしくそうですね。お葬式におけるお花の相談ももちろんですが、それ以外のご雑談も承ります。

お葬式という人生最期のイベントにおいて、ご本人と家族の意向は必ずしも一致しない事があります。
「みんなが幸せに、安心して最期を迎える準備をする」ために事前に家族も交えてお話する事で、お望みの最期を迎える事が出来るのかなと思います。

また、お葬式のあとには色々な手続きが発生します。
司法書士や税理士とのやり取りなど、普通は相続に関する事など誰に相談していいかわからない。
ご本人が元気なうちに、家族と全て決めておけば、困らずに済む。そこまで相談に乗ります。

花は心のメッセンジャー。出産から葬儀まで、人の気持ちにいつも寄り添う。

カウンセラーの資格も取得されたんですね。

そう、勉強を沢山してね。そうじゃないとちゃんと相談に乗れないじゃない(笑)
花屋のオヤジがなんでそこまで!って事になっちゃうから(笑)

他にも何人かカウンセラーが居ます。

一番最初、「うちは花屋じゃないよ」からインタビューが始まった意味がようやくわかった気がします!

お花っていうのは、出産のお祝いから始まって、入学式、卒業式、成人式、結婚式、誕生日…最期にお見舞いがあって、お葬式を迎えるまでずっと人生のイベントに必要とされてるものなんだよね。

ただ、お花を贈ってるんじゃなくて気持ちを贈っていると思っています。お花は心のメッセンジャーとしてのお役を受けてるわけです。
その役目を背負ってるんだから、出産から人生の最期のイベントのお葬式まで、しっかりと携わっていたい。

具体的にいつ頃から終活のカウンセリングをはじめたんですか?

この2,3年位。
始めはお客さんの相談に乗ったりしていただけだったんだけど、だんだん数が増えてきたので、しっかり資格は取らなきゃなと。
あとは、自治体とのやり取りも必要になってきたりするので。

地域医療に関する勉強会やセミナーにも通って、色んな人からお話を聞くことで終活に関する色々な悩みが見えてくる。
自分の足を使って、勉強をしないと、カウンセラーとしてはやっていけないかなと思っています。

 

YOSHIGAKI

住所 東京都国立市東1-6-2
電話番号 042-576-4587
定休日 水・日
営業時間 10:00~18:00
ホームページアドレス http://yoshigaki.com
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